万里の長城で倒れた日本人観光客を中国人医師が救う
改めて人を思いやる気持ちに国境はないと思わされました。
中国の万里の長城を観光中だった日本人女性が倒れた際、偶然通りかかった中国人医師が
心臓マッサージを施し命を救ったというニュースが報じられました。
救命活動にあたったのは金蕊(じん・るい)さん。
近づいて脈を診た際に脈拍が感じられず、心臓麻痺を疑った金さんは
その後、救急車が到着するまで懸命に心臓マッサージを行っていました。
後の取材で金さんは、倒れている女性に気が付いた際に
「本能的に救助に向かった」と話したそうです。
救助の際の映像がこちら。
中国、北京の万里の長城で50歳ほどの日本人女性が観光中に意識を失った。偶然通りかかった江蘇省の若い女性医師、ジン・ルイさんが心肺蘇生法を施した。間もなくやって来た救急車で、日本人女性は病院に搬送された。 pic.twitter.com/eMFBMmS8tS
— China Xinhua News (@XHJapanese) July 31, 2019
これを見ると、金さん以外にも扇子で仰いだり、傘で日陰を作ろうとしている人も見受けられます。
もしかすると、日本人だと気付いていない可能性はありますが、
格好や持ち物からその可能性はかなり低いと思います。
実は、所持品や恰好には結構国の特徴を表します。
特に見慣れた人には一目瞭然なくらいはっきりと特徴が見えるものです。
つまり、この人々は日本人かもしれないと思いながらも助けてくれた可能性が高いと思われます。
救急車の到着まで30分かかったが、女性は無事に一命を取り留めた
金さんは救急車が到着するまでの約30分懸命に女性の救助を続けていました。
その甲斐あって、病院に搬送された女性は命に別状はなく無事との事。
医療に携わる方の本能は万国共通なのかもしれません。