北海道佐呂間町で39℃を超える気温が観測されました。
日本最北都道府県である北海道で、です。
すでに連日高い気温と強い日差し、熱中症への注意など報道されていますが、
梅雨の時期にこの高気温。
今年の夏は例年以上に厚くなるかもしれません。
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北海道でまさかの猛暑!原因は何?
暖気・日差し・フェーン現象の3コンボ
日本最北の都道府県である北海道で気温が40度に迫る猛暑日(気温が35度以上の日)ですが、原因は何だったのでしょうか?
気象庁の発表によると、今回の猛暑日の原因は大陸から流れてくる暖気だとか。
通常この時期に流れ込む気流の温度は約6度と言われていますが、今年流れ込んできた気流の温度は例年よりも約15度も高い21.4度の暖気だったそうです。
この暖気が北海道内の気温を押し上げた最大の原因と考えられています。
加えて、高気圧の影響で晴れた結果、光と熱を遮る雲もなく気温が急上昇する要因になりました。
更に山を越えて暖かく乾燥した風が入り込んでくるフェーン現象まで加わった結果、まだ5月にも関わらず記録的な猛暑日となり、
北海道佐呂間町を含む道内36地点で年間の観測史上を更新したそうです。
また、今回の大陸側からの暖流の流入は全国的に見られたものの、北海道への影響が特に強く、
全国53ヵ所で確認された猛暑日の内、44ヵ所が北海道で観測されています。
この猛暑日はいつまで続くか?
気象庁は、”この暖気の流入のピークは26日だが、高気圧の影響で27日も引き続き強い日差しの降り注ぐ日になりそうだ”との見解を発表しています。
つまり、26日に続き27日高い気温と強い日差しは続くと予想しているので、注意喚起と共に熱中症の予防や対策等を呼び掛けています。
熱中症予防に必要なものとは?
熱中症対策、こまめに水分補給はまちがい?
熱中症対策で真っ先に挙げられるのが”水分補給”です。
”暑い日はこまめに水を飲ませておけばよいだろう”は間違いで、
適切なミネラルを補給しなければ、水分だけが補給されたことにより、
血中のミネラルの濃度が下がり、かえって熱中症を悪化させる事にもつながります。
必要なのは水分とミネラルの補給。
人間にとって最も必要とされるミネラル。
つまり、塩分の補給も重要なのです。
必要なのは水分だけじゃない
人間のミネラルは主に発汗により、汗と一緒に体外に排出されます。
なので汗をかきがちな環境に居る場合は、こまめな水分と塩分補給が必要です。
2つまとめて取ろうとおもったら、0.1~0.2%の食塩水(水1ℓに対して塩1~2g)が良いそうです。
効率よく吸収できるようにしたいなら、少量の砂糖を入れると良いそうですよ!
水分・塩分の吸収率が上がり、疲労回復も見込めるので大変効果的です。
同じ理屈で、スポーツドリンクも良いそうです。
最近では、そちらの方がお手軽な気がしますね。
体温を上げ過ぎない工夫
熱中症は体温の調整機能を超えて身体に熱をため込んでしまった時に現れる症状です。
軽いものでめまいや立ち眩み等の症状ですが、重度になると最悪死に至ります。
主な原因が体温の調整機能を超えて身体に熱をため込む、つまり体温の上昇です。
なので一番重要なのは、”高温の環境で長時間活動しない”ですが、職場環境や生活環境によってはそうもいかない場合もあると思います。
そこで、暑い日は身体の体温調節機能を助けるよう対策が必要です。
簡単な所ですと、
・外出時の防止の着用
・冷却シートやスカーフ、氷枕などの冷却グッズの利用
が挙げられます。
方法はどうあれ、涼しい環境を作る事が重要です。
濡れタオルを首に巻くだけでもかなり涼しくなります。
手持ちに冷却グッズが無い方は是非一度お試し下さい。