土地にまつわる話

土地を売ったら捕まった!

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土地の売買が罪になる

土地を売りに出したら捕まる?

普通は“No”ですよね。普通は...

しかし、ところ変われば品変わる。

国が変われば決まりが変わる。

日本ではあまり問題にならないこの土地の売買ですが、お隣の国中国ではちょっと事情が変わります。

 

不思議な国ー中国ー

今回のお話は中国の土地とネットオークションにまつわるお話です。

最近のネットオークションではマンションや車、絵画、デジタル製品に至るまで、ありとあらゆるもを探す事が出来ます。

しかし、大学の敷地までもが出品されるなんて誰が予想できたでしょうか?

面白い話?いいえ、実はこの案件凄く大きな事件となっています。

 

事の起こりは2018年6月14日。

当時西安華西専修大学の校長であった王明亮被告並びに王軍明被告等18名は、インターネットオークションである"阿里拍(アリオークション)"に学校の土地(校舎や施設を含む)を出品しました。

オークションの商品紹介には写真だけではなく、空撮による動画までついたのでこのオークションにかなり力を入れてたと思われます。

しかし、中国では土地は国家のモノであり、例えそこに家を建てて住んでいる人であってもその土地を好き勝手に売買してはいけないのです。

なので、勝手に土地を売ろうとしたこと自体が、国の財産を勝手に処分して横領しようとしたとみなされるわけです。

結果、王校長を始め関係者は全員国家財産の横領で捕まる事になりました。

まぁ、所有権の観点から見れば当たり前の話ではありますが、なんともスケールのでかい話ですよね。

 

何故土地を売りに出したのか?

王校長らがこの様な暴挙(?)に出たのは、単純な話ですが、学校にお金が無いからだそうです。

どうも2005年頃から資金難に陥っていたようで、足りない資金分を募金や融資団体などからの借金でお金を賄っていたようです。

それがここに来て借金がかさみ、もう学校を丸ごと売る以外に方法は無い!と思い立ちオークションに出品した、と言う流れ。

ちなみに融資の金利ですが、年利10%~16%...日本人からしたら暴利ですよねコレ。(日本では2~3%でも結構高い扱い)

オークションに出すまで追い込まれるなら、先にそこから調整するべきだったんじゃないか?と思わんでもないのですが、まぁ中国ですから色々とあるのでしょう。

そうイロイロと、ね...

しかしながら、学校のトップがこんな事をしでかしてしまったら、そこに通う学生がどうなるのか心配になる所ですが、

事が露見し騒ぎになるころには既に他の大学などへの転出が済んでいたらしく、世間を騒がした案件にもかかわらず校内は人の姿も見られずゴーストタウンの様な状態だったそうです。

 

国家が国土のほぼすべての土地を所有してるなんて、実感も現実味もないですが、流石は社会主義の国と言った所でしょうか。

道理で高速道路や鉄道をほぼまっすぐに走らせることが出来るわけです...

この様な事件も、そういう国でしか起こり得ない珍しい事件だと思います。

ちなみに、住宅やマンションに住んでいる人達は50年~70年くらいの期間で国から土地を借りていると言う形になっているようです。

売買されるのはあくまで上物のみ。まぁ日本のマンションも似たようなものですが、なんともスケールの大きな話ですよね。

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